デジタルマップフェア2006

本日、デジタルマップフェア2006に行って来た。
Dawn、Infomatix、コボプラン、MapQuestといった主要GISベンダーが既にajax対応しており、ASP提供しているといったことが分かった。このようなベンダーは自治体の住民サービス等をターゲットにしているのだが、千葉市ちば案内マップのように経路表示にGoogle Mapsを有効利用する事例も出てきているので、サービスレベルを含め割り切りが必要ではあるが、わざわざGISベンダーのASPをコストをかけて利用する必要もないのではないかと思う。
また、ようやく主要GISベンダーの.NET化が完了しつつあるようである。
.NET化の利点としては
VISTAの資源(WPFWCF)を有効利用できる
・64bit OS上でも問題なく動作する
がある。但し、各社、WCFまではいきついていないようである。とりあえず、既存のWin32APIのエンジンを.NET化しただけといった感じでエンジンに思想が感じられない。

今後はajax、.NETをキーワードに営業展開、競争が繰り広げられること必至であるが、
やはり、WPFWCFをフル活用し、プロモーションをうまく行なったGISエンジンが優位になってくるのではないかと思う。

また、Google Maps APIの企業内(イントラ)利用はNGである?が、Google Maps for Enterpriseなるものもでてきている。日本ではまだ展開されていないが、日本でもサービスが開始され費用が低額であれば、企業内・自治体内でもGoogle Maps for Enterpriseを使うといった選択肢もある。こうなると既存GISベンダーは厳しい。