iPODにみる「事業ドメインを機能で定義すること」の重要性

http://www.utobrain.co.jp/review/2004/100101/

「自社の事業を“物“で定義していると、特に業界破壊者が登場した時に、リーダー企業は自ら自分の首を絞めてしまう。例えば、ナガオカは自らを“レコード針の会社”と考えていたため、CDが出現したことにより、売上が急減し、企業を解散せざるを得なかった。自社の事業を“物“でなく、顧客に提供する”機能”で定義できれば、仮に技術に連続性がなかったとしても、企業は新たな展開が可能となる。例えば、セコムは設立当初はガードマンによる警備事業を行っていたが、やがて「ガードマンの派遣」から「顧客の安全・安心の維持」に事業ドメインを広げ、さらにその後には、浄水器やホームセキュリティにも進出し、「安心」から「安心感」へと事業ドメインを拡大してきた。

・リーダー企業は、事業ドメインを機能で定義することを試みるべきである。」

と記載されているが、アップルは自社をコンピュータ会社(モノ)と位置づけるのではなく、エンターテイメント(を実現する機能)を提供する企業と位置づけたからこそ、iPodのようなものが生まれたのだと思う。
アップル恐るべし。