マイクロソフト、ビジネス向けの「マッシュアップ」を提唱

現在のマッシュアップは個人のイノベータが推進するものであり、マッシュアップ元となるWebサービス自体もGoogle Mapsのように商用利用が不可である場合が多く、マッシュアップがビジネス用途にまで広がっているとは言えない状況である。
しかし、今後の企業システム構築としては、Webサービスの本来の目的であったノンコアな機能は他企業が提供する商用Webサービスから調達して、企業内システムにマッシュアップするといったもの(ビジネス向けマッシュアップ)が徐々に増えてくるのではないかと思う。また、マッシュアップと言えばフロントサーバでマッシュアップすることを指す場合が多いが、マイクロソフトの場合、Officeであったり、.NETアプリであったりでもいいわけである(携帯電話でもマッシュアップできる技術レベルになってきている)。こういう点でもWeb2.0時代に突入してマイクロソフトの強みを発揮できるのは、まさにビジネス向けマッシュアップであるのではないかと思う。
Googleも広告収入が頭打ちとなり、エンタープライズ(ビジネスマッシュアップ)向けに商用Webサービスを提供してくる可能性も否定はできない。

マイクロソフト、ビジネス向けの「マッシュアップ」を提唱