V・サーフはグーグルで何をやるのか

位置情報に関連があったので以下、記載。
検索エンジンがLBSの分野をどんどん引っ張っていくことになるだろう。

V・サーフはグーグルで何をやるのか

●引用
位置情報こそすべてのカギ

 「有毒物質が流出し、しかも風が吹いているといった緊急事態では、風下にどのような建物があり、何人の人間がいるかを知りたくなる。地理的にインデックス化したデータを、便利で、人命救助に役立ち、利益を生むかもしれないデータに変えるのは、極めて興味深いことだ」(Cerf)

 同社は既に、Google Earthを通じて、この目標実現に向けた開発作業を進めている。これは、レストランやATMなどの各種サービスを郵便番号から検索できるようにする3次元マッピングサービスだが、まだテストフェーズの段階にある。ただし、Googleはまだ同サービスをCerfが描写するほど強力なものにはできていない。また、対応機器もPCに限定されている。

 さて、Googleはこうしたサービスから、いったいどう利益を上げるつもりだろうか。

 たとえば、全米に展開する銀行などの場合、料金を支払って近所にあるATMを強調表示してもらうといったことが考えられる。また小売店なら、近隣で夕食を食べる顧客にクーポンを発行することができる。

 「パリに旅行に行く予定があり、宿泊先の半径数キロ以内にある美術館の一覧が欲しいとする。もしくは、一番近くにある病院の場所や、車で移動中に一番近いATMマシンの在処を知りたいとする。これらは自分の機動性を左右する問題だ。また、経済や地域の人口といった統計に関する応用もある」(Cerf)

 Cerfはさらに、「多くのところが、地理的な位置と、自分が関心を持つデータとを結びつけたデータを蓄積し始めている。GallupやCensusの調査などがそうだ。このようなことは、力にも、利益にもつながる可能性がある」とも付け加えた。