LAMP VS MS

LAMPLINUXApacheMySQLPHPPerlPython)がWebアプリケーション市場のローエンドに攻勢をかけている。MSのビジネスもサーバ分野において、ローエンドからUNIX等のハイエンド製品の市場を食ってきた歴史があり、今度はMSが破壊される番になっている。しかし、MSは抜け目がないので、このへんのことは十分認識しているようである。LAMPは初期投資はゼロであっても運用も含めたTCOで比べると、MS製品の方に軍配があがるといったことを対LINUXキャンペーンGet the Factsのように訴えていくのではなかろうか?
今後、LAMP陣営が如何に開発・維持管理効率のあがる製品を出せるかが勝敗の分かれ目になってくるだろう。

LAMPの挑戦を受けて立つマイクロソフト


●引用
 「利用期間全体を通じたTCOが少なければ、入手コストがゼロの製品とも競争できるオープンソース陣営の経済モデルを考えに入れると、正直なところ、彼らがこれに張り合うのはかなり難しいと思う。ただし、ローエンドでフリーウェアが競合してくるのは良いことだと思う」(Flessner)

 Microsoftは昔から、ビジネス市場にローエンドから参入するやり方をとってきた。たとえば、同社のサーバ製品は当初、比較的シンプルな用途に使用されていたが、それが大企業への足掛かりとなり、また中小企業での大きな存在感確立につながった。

 一方、LAMPスタックはインターネットの世界、特にウェブホスティング業者の間で高い人気を獲得している

 しかし、アナリストや業界幹部らは、LAMPの組み合わせが主要な企業でのソフトウェア開発にも使われるようになり、Windowsや.Netと直接競合するようになってきたと指摘している。

 「LAMPスタックがMicrosoftから市場シェアを奪っているのは間違いない」と、開発ツールPHPを扱うZend TechnologiesのCEO、Doron Gerstelは述べている。

 同氏は、Microsoftが強力な開発ツール類を揃えていることを認めたが、しかしLAMPのツール類が、Zendのような企業の取り組みやオープンソースコミュニティでの作業を通じて、急速に改善してきている点を指摘した。

 またLAMPの組み合わせは、企業顧客により多くの選択肢を提供している。「ベスト・オブ・ザ・ブリードのスタックを選ぶ企業が増えている」とGerstelは指摘し、さらに「ロックイン(されるのを避けること)はとても重要な事柄だ」と付け加えた。