SOAとEA

SOAとEAに関して、それなりにまとまった記事があったので、以下記載。
「to be]モデルを実現する上では従来の縦割りのシステム(DBも同じようなものがバラバラ存在)をSOAの概念を用いて、データの一元管理や横の連携を行うことにより、さまざまなシステムが有機的に連携できる全体最適なシステムを構築できるかが今後の企業の競争力を左右する1つの要素となる。

ビジネスとITの最適化を支援する体系的手法をいかに導入するか


●引用
IT戦略の推進力
 情報システムの複雑化と多様化に悩まされている企業は少なくない。一方で、IT戦略は、常に走りながら軌道修正を繰り返すことを余儀なくされている。

 理想を言えば、新しいビジネス・ニーズが発生したそのときに、アプリケーションがすぐに展開でき、それが効率的に運用され、有効に活用されるためにITインフラストラクチャやITリテラシーが整備されていることが望ましい。だが、このように、ITでビジネス・プロセスの強化を支援しながら経営環境の変化に対応していくには、企業レベルでのアーキテクチャの整備が不可欠である。

 本稿で紹介した各アーキテクチャの整備へ向けた取り組みは、先進的な企業においてもいまだ発展途上の段階にあり、そのベスト・プラクティスが確立されているわけでもない。

 しかしながら、複雑化の一途をたどるシステム環境を考慮すれば、今後、企業がアーキテクチャの整備に基づくシステム環境の簡素化に乗り出さなければならないことは明らかである。CIOには、ぜひ今のうちから、自社のビジネスに最も適したアーキテクチャのありよう、ならびにそれを整備するための具体的なアプローチを検討しておくことをお勧めしたい。