「魅力的な利益保存の法則」に関して
クリステンセンが「魅力的な利益保存の法則」(http://www.dhbr.net/magazine/backnumber/200406.html)に関して、以下のようなことを述べている、これは「イノベーションへの解」でも述べられていた、コアコンピタンスとROA最大化のデススパイラルと関連付いてくる(「イノベーションへの解」でも。
コモディティ化はすなわち利益の減少(付加価値の減少)を意味するが、コモディティ化を免れたサブシステムでは高利益が期待できる。このようなサブシステムは、たいてい場合、コモディティ化したサブシステムに隣接している。
つまり、このバリューチェーンにおいては、利益の発生源が別の場所に移動しただけであり総利益は変わらない。これを「エネルギー保存の法則」とのアナロジーで「魅力的な利益保存の法則」と呼ぶことにする
- バリューチェーンにおいて魅力的な利益を獲得できる場所は、時と共に予測できるかたちで推移すると、私の仮説は示唆している。ひるがえって、現状においてコア・コンピタンスではない活動をアウトソーシングしている企業は、チャンスを逃してしまうかもしれない。(http://editech.air-nifty.com/contents/2004/05/post_1.htmlから引用)。
広告に絡むYahoo!とGoogleの関係で、検索連動型広告がでてきたことにより、検索エンジンに「魅力的な利益を獲得できる場所」が変わってきたと言う事だ思う。